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2002年10月17日 英国RHSGarden Wisleyに1100株の雪割草が植栽されました。
久志博信さんのレポートです。
厳しい検査にも無事合格
2002年10月17日、国際雪割草協会の会員と関係者が英国を訪問して、英国王立園芸協会(The Royal Horticultural Society — RHS)のウイズリ—ガーデンに雪割草を寄贈し、RHS職員と一緒に記念植栽を行った。
英国を訪問とした一行は内藤登喜夫会長、岩渕,久志両副会長と会員及び関係者の12名で、16日に成田と、関空を出発し、夕刻にはロンドンに到着,翌朝ウイズリーガーデンに入った。ウイズリーガーデンでは山野草(ロックプラント)部門の責任者のトレバー・ウイルシャー氏(Trevor Wiltshire)と関係者の出迎えを受け、スエーデンからの会員3名も合流した。
植付けを待つロックガーデン
寄贈した苗は育種家の岩渕氏をはじめ、会員有志による増殖苗約1、100株で新潟にある横浜植物防疫所のご指導を得て、栽培地検査に合格し、輸出植物合格書を取得し英国に持参した。寄贈苗はガーデンへの植付け前に英国の防疫官、パイパー氏(Rollo Pyper)が慎重に検査され、無事に合格、植栽が開始された。
IHSの足跡が刻まれたプレート
植付け場所はロックガーデンの一部に、特別の場所(約50㎡)が確保され、植え付けができるよう充分に準備されていた。植栽には日本とスエーデンからのメンバーの他に、トレバー氏と園の関係者、それに日本からのウイズリーガーデン研修生、古畑さん、花田さんにもご支援をしていただいた。また、植栽後は今回の寄贈の説明がなされた説明パネルが設置された。
Wizley本部の建物、池には蓮のナショナルコレクション
植栽セレモニーが終了後、園の集会場でランチを兼ねた懇親会が開催され、内藤会長、トレバー ウイルシャー氏が挨拶、園の関係者と共に和やかな交流がなされた。
英国王立園芸協会(RHS)は世界各地に約24万人の会員が加入する世界一の園芸協会で、日本にも日本支部(RHSJ)が有って活発に活動されている。
ロックガーデン
ウイズリーガーデンはこのRHSのセンターで、世界一の園芸の殿堂と言っても過言でない。この季節ガラス展示室や屋外の林床では原種のシクラメンが美しく咲いていた。
みなさま おつかれさまでした